From:西田貴大
突然ですが、あなたのビジネスにおいて「これがないと明日から会社が回らない」というものはいくつありますか?
たとえば、売上の大部分を占める特定のお客さん、メインで集客している1つのSNSアカウント、あるいは重要な仕事をすべて任せている1人のエース社員など……。
もし、あなたがそういった特定の何かに依存している状態なら、あなたのビジネスは今、非常に危険な状態にあります。
アメリカで「億万長者メーカー」と呼ばれる世界トップクラスのマーケター、ダン・ケネディはこう言っています。 『「1」はビジネスで最悪の数字だ』と。
ある日突然、売上をあげる道が断たれる「SNS依存」の恐怖

先日、ある経営者の方からこんな相談を受けました。 「メインで集客していたSNSのアカウントが突然凍結されて、パッタリとお客さんが来なくなってしまったんです……」
どれだけフォロワーを抱えていようと、プラットフォームの規約変更や謎のアルゴリズムの変動によって、ある日突然アカウントが消滅し、集客がゼロになることはよくあることです。 これは、「1つの集客媒体」に100%依存していたから起きた悲劇ですよね。
売上の8割を「1社」に依存する下請け企業の末路

また、売上の8割をある1つの大きな取引先に依存している下請け企業も同じです。 その取引先が業績悪化で発注を止めたり、別の安い業者に乗り換えたりした瞬間、その会社はたちまち倒産の危機に陥ります。
商品の仕入先が1か所しかない、重要な仕事ができる従業員が1人しかいない、バックアップのない1台のパソコンで顧客データを管理している……。
このように、なんでも「1つしかない(1つに頼り切っている)」というのは、ビジネスにおいて致命的なリスクを抱えていることになります。
倒産リスクを回避し、ビジネスを強固にする「パルテノン戦略」とは?

これは、椅子の脚で考えると分かりやすいです。 1本や2本の脚では、椅子は自立することすらできません。安定して立つようにするには、最低でも脚が3つ、できれば4つ以上必要ですよね。ビジネスでもそれは全く同じです。
ジェイ・エイブラハムという著名なコンサルタントは、この考え方をギリシャのパルテノン神殿の柱に例えて「パルテノン戦略」と呼んでいます。
1つの集客方法、1つの商品、1つの取引先に依存するのではなく、収益の柱や集客の柱を常に複数用意しておくこと。 複数の柱(脚)を持っていれば、たとえ不慮の事故や環境の変化で1本の柱が折れたとしても、他の柱で踏ん張ることで、ビジネス全体の倒壊をまぬかれることができます。
売上を安定させる!スモールビジネスが今すぐ構築すべき「3つの新しい柱」

では、具体的にどうやって2つ目、3つ目の柱を作っていけばいいのでしょうか? スモールビジネスの経営者が、今すぐ取り組むべき具体的なアクションを3つ紹介します。
① 集客の柱を分散する(顧客リストの構築)
SNSや他社のプラットフォームは、いわば「借り物の土地」でビジネスをしているようなものです。大家さんの都合でいつでも追い出されるリスクがあります。
だからこそ、集客の柱を強固にするためには、メルマガやLINEといった「顧客リスト(自社でコントロールできる資産)」を構築してください。 日頃からSNSやブログを経由してメルマガなどに登録してもらう仕組みを作っておけば、万が一SNSのアカウントが消滅しても、すでに集めたお客さんに対してはこちらからいつでも直接アプローチすることができます。
② 収益の柱を分散する(商品の細分化)
1つの高額な本命商品(あるいは特定のサービス)だけを売っていると、時代のトレンドが変わったり、強力な競合が現れたりしたときに一気に売上がゼロになります。
これを防ぐためには、お客さんが気軽に試せる「フロントエンド商品(集客用の低価格帯商品)」を新しく作ってみてください。 たとえば、物販であれば「お試し用の小容量パッケージ」を作ってみたり、店舗であれば「初回限定の体験メニュー」を用意したりするなどです。 入り口(フロントエンド商品)を複数用意しておくことで、収益の入り口とリスクを分散させることができます。
③ 提携先の柱を分散する(複数のJVパートナー)
他社の顧客リストに対して自社の商品を紹介してもらうJV(ジョイントベンチャー)は非常に強力な集客手法ですが、ここでも「1社依存」は危険です。 誰か(どこか)1社だけと組んでJVを行っている場合、その提携先との関係が悪化したり、相手のビジネスが傾いたりすると、こちらの売上も共倒れになってしまいます。 だからこそ、お互いに紹介し合えるJVパートナーも、常に複数社(複数の業種)を見つけておくことが大切です。(JVの具体的なやり方やパートナーの見つけ方については、また別の記事で詳しく解説しますね)


1つがうまくいっているときこそ、次の柱を作る

どうやっても、永遠に売れ続ける商品や、永遠に集客できる広告媒体なんてこの世には存在しません。時代も環境も常に変わり続けます。
だからこそ、1つの柱がうまくいっている「今のうち」に、転ばぬ先の杖として2つ、3つと次の柱(脚)を準備しておくことが重要です。
常に「もしこれが無くなったらどうなるのか?」を意識して、万が一のバックアップを用意し、安心してビジネスを進められる強固な構造を作っていきましょうね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
西田貴大
P.S. テクニックを学ぶ前に、ビジネスの「構造」は整っていますか?
本文でお伝えした通り、特定の何かに依存する「1」の構造は、ビジネスにおいて最も脆弱で危険な状態です。
どれだけ強力なセールステクニックを学んだり、一時的に売上をあげる方法を知ったりしても、そもそもあなたのビジネスの根本的な「利益を生み出す構造」が間違っていれば、何かの拍子にあっけなく崩れ去ってしまいます。
「良い商品を作ってさえいれば、いつかわかってくれるはずだ」とマーケティングの仕組みを持たないまま疲弊してしまったり。あるいは、気合と根性の労働集約型の営業だけで回していて、どれだけ売上をあげても自分の時間がなくなってしまったり……。
現在、あなたのビジネスの成長を止めている「本当の構造の欠陥」はどこにあるのか?
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