哲学の賢人に学ぶ3つの経営体制のメリット・デメリット

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From:西田貴大

目次

とある事件により、
押し入れに山盛りの本を整理することに

ついにやっちまいました・・・

何をって?

いやね、年が明けてから
大量に本を買ってるんですけど、

本棚がいっぱいになってまして、
まだ読んでいない本とか
読み返さないだろうなっていう本を
押し入れに詰め込んでたんですよ。

そしたらついに・・・

すでに持っている本を
また買っちまいました(笑)

本棚の本は全部把握してるけど、
押し入れに詰めたやつとなると
忘れてたよね~(笑)

本の整理をしていたら、
読みかけだった哲学の本を見つける

そんなわけで、
2度とこんな失態を
繰り返さないように反省をして、

押し入れの本を整理し始めました。

そんなときに出てきたのが・・・

最初だけちょっと読んだまま
本の山に埋もれてしまっていた
『史上最強の哲学入門』という本。

ジェイ・エイブラハム先生の教えに従って
まったく違う分野の本を読んでみることに

これはまぁ
ジェイ・エイブラハム先生が、

自分の専門分野と
まったく関係ない分野の本を
読みなさい。

っていうふうに言っていて、
じゃあ読むか!と
SNSで知り合った人が
薦めていた本をとりあえず買った。

という経緯の本です。

読んでみると古代の哲学者が日々何を考え、
どのように真理を追い求めていたのかがわかる

でね、読んでみると
これが結構面白いんですよ。

哲学の本を読むなんてマジか!
と最初は思いましたけどね。

(昔NHKでやってた白熱教室で
フランス哲学の講義だけが
ものすごくつまらなかったんで)

読んでみると、
古代からの有名な哲学者が
何について考え、

どういったアプローチをして
その考えに至ったか?とか
どんな人だったか?みたいなことが
書かれていて非常に読みやすかったです。

なかでも歴代の哲学者が
真理を追い求めていく過程が
描かれているので、

師匠の考え方を踏襲して
真理について考えていって
答えを見つけたかと思いきや、

新進気鋭の哲学者が現れて
その考えを否定する
結論を導き出す。

みたいなのが続いていった。
かと思いきや、

今度は宗教の登場によって、
さらに色んな解釈が出てくる
という哲学の歴史が
びっちり詰まっていて
とても興味深かったです。

紀元前から真理について考え続けているのに
いまだにそんなものは見つかっていない・・・

で、そんな長いこと哲学者たちは
真理について考え続けているのに
いまだにそんなものは
見つかっていないというね・・・

(じゃあもう考えなくてよくない?
って言いたい衝動は
ぐっとこらえましたけども(笑))

デカルトの有名な言葉
「我思う、故に我あり。」の意味とは?

んで、そんな歴史の中でも
一旦、真理が見えた
って感じがしたのが、

あの有名なデカルトの言葉
「我思う、故に我あり。」
ってやつですよ。

この本を読んで初めて
あれってそういう意味だったの!?
と驚いた話でですね・・・

分かりやすく伝えられるか
微妙なんですが・・・(苦笑)

目の前に存在するものが
他の視点から見ても存在するとは限らない 

たとえば、目の前に
リンゴがあります。

そのリンゴが存在するということは
真理かというとそうではないんですね。
(存在の定義もこの本で出てきますが
そこを話すと尚更意味が分からなくなる)

自分から見ると
リンゴに見えるだけであって
他の人から見ると
違うものかもしれない。

もっと言うと、
量子力学を学んだことがある方なら
分かると思いますが、

そこに本当にリンゴが
あるかどうかすら
分からないことなんですよ。

デカルトが考え続けた果てに
至った結論はシンプル

じゃあ何が真理か?
って考えたときに、

真理について考え続けている
自分は確かに存在するわけだから、
それだけは真理じゃないか?

ってことでデカルトが言った言葉が
「我思う、故に我あり。」なんですよ。

この結論は当時の哲学界で
あまりに衝撃的な発見だったようですが
先ほども真理は見つかっていない
と述べた通り、のちに否定されています。

哲学者たちは考えること以外は
ポンコツだらけだった!?

そして余談ですが、
デカルトはこの一件以外、
かなりのポンコツです(笑)

その後に発表した哲学論も
すべて論理が破綻していて
めちゃくちゃ笑えます。

(まぁ他の哲学者も
私生活はかなりのポンコツ揃い
だったりしましたが・・・)

言語はなぜ必要になったのか?

まぁそんな話は置いておいて、
結構学びになるものも
多かったんですよね。

言語は何かを区別するために生み出された

言語とは何かを認識するためではなく、
それが何かを区別するために存在する
とかね。

たとえば、リンゴとイチゴは違う
という感じですね。

その中でも、リンゴも
いろんな種類があるじゃないですか?

王林だの、ジョナゴールドだの、
紅玉だの、陸奥だのとね。

それを全部区別するために
言語が存在しているわけですよ。

特定のものを区別する必要がない文化では
それ自体を表す言葉は存在しない

そして区別する必要がない
文化圏ではその言葉は
存在すらしないんですよ。

たとえば、日本では
蝶と蛾は明確に違うけども
フランスではパピヨンで
ひとくくりです。

そして、日本では
どんな色のウサギだろうと
ウサギでひとくくりにしていますが、

海外では茶色のウサギと
白のウサギとは
明確に別の種類なのだそうです。

何かしらの専門家になるには
まず専門用語を覚えるのが必須な理由

これを知ると、
あっ専門用語って
そういうことなんだな
って思いましたね。

たしかあれは
ロバート・キヨサキだったかな?
専門家並みの知識を得るには
その道の専門用語をまず覚えることだ
みたいなことを言ってたんですよね。

要は、細かく区別して
それぞれの違いを深く知っているのが
専門家だということなんでしょうね。

アリストテレスが発見した
政治体制のメリット・デメリットは、
経営体制にも完璧に当てはまる

で、この本で一番ビジネス的に
勉強になったのが・・・

アリストテレスが発見した
政治体制のメリット・デメリット
なんですよ。

これが政治だけではなく
会社の経営、マネジメント構造に
ぴったり当てはまってるんで
すごくおもしろかったんです。

アリストテレスが見つけた
政治体制のメリット・デメリット

詳しくお話しすると・・・

アリストテレスが言ったのが
「君主制は独裁制になりやすく、
貴族制は寡頭制になりやすく、
民主制は衆愚制になりやすい。」

と言う言葉なんですが、
これを本に書かれた元の文章を
ビジネスに書き換えて言うと・・・

ワンマン(トップダウン)経営の
メリット・デメリット

君主制(つまりワンマン経営)は、
支配者が一人であるため、

素早く決断ができ、
トップが優秀であれば
素晴らしく発展していく
というメリットがあるが、

支配者が独裁者となった場合は、
彼を止める構造がないため
どうしようもなく
ボロボロになっていく。

上層部で話合った決断によって動く
経営のメリット・デメリット

貴族制は、
(取締役会とか上層部の判断に従って
経営していくみたいな感じかな)
支配者が複数であるため
権力が分散され、

独裁者が生まれるリスクが少ない
というメリットがあるが、

支配者である貴族たちが堕落した場合には、
派閥争いや権力闘争に夢中になって
肝心の経営をおろそかにしてしまうため
どうしようもなくボロボロになっていく。

ボトムアップなどみんなが意見を出し合い
経営する場合のメリット・デメリット

民主制は、

(たとえばZOZOのような
みんな給料が同じであったり、
みんなが対等な立場で話し合って
決断をして経営をしている会社)

みんなで支配するため
うまくすれば一番公平な決断がなされる
というメリットがあるが、

支配者であるみんなが堕落した場合には、
みんなが経営に無関心になって、
ノリだけで決断をしてしまい、

無責任な煽動の言いなりに
なってしまうため、
どうしようもなく
ボロボロになっていく。

といった具合に、
経営でも同じような構造だと
まったく同じメリット・デメリット
があるということがわかります。

(元々政治の話なんで
無理矢理合わせに言った感じも
若干ありますが・・・(笑))

アリストテレスがみつけた
デメリットの例と同じにならないように
経営をしていくには

じゃあ、これが分かったんだったら、
あとはどの経営体制で行くにしても
デメリットの方が起きないように
意識してやっていけばいいわけですよね。

というわけで、
あなたのビジネスは、

古代から変わらない政治のように
堕落してボロボロになってしまうことなく
成長し続けていけるように、

権力構造とそのデメリットを
しっかりと意識しながら、
慢心しないよう常にお客さんのことを
中心に考えながら、

社会をよりよくするために
ビジネスをやっていってくださいね。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

西田貴大

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