From:西田貴大(香川県のマーケティングコンサルタント)
天才詐欺師のマーケティング心理技術
つい先日、
ダン・ケネディの書籍
『天才詐欺師のマーケティング心理技術』
を読みました。
この本・・・めっちゃ面白い
この本のテーマは
「信じがたいものを売る秘訣は、
信用できるものを売る際に
もっと効果を発揮する!」
ということで
ジョン・R・ブリンクリーという
ニセ医者のマーケティング戦略について
丸々一冊を使って解説されています。
これが・・・
すごい参考になる
商品を今の3倍売る専門化戦術とは?
中でも、すごい使えるなと思ったのが・・・
ケネディがやった専門化戦術
(いや、ブリンクリーちゃうんかい!(笑))
革製品をキレイにする商品を
3倍売ったカラクリ
革のクリーナーと
トリートメントと
つや出しが1つでできる
オールインワンの商品を
ラベルを3種類作って
1つはクリーナー用、
もう1つはトリートメント用
3つめは
つや出し用として
1つの商品を3つに分けて
この3つの商品をまとめたパッケージで
クリーニングからつやだしまで
すべてのメンテナンスができますという
パッケージを作ったところ・・・
売上が跳ね上がったという話なんですが
この手法・・・
色んな商品で使えるんです。
除草剤に使った専門化戦術
ケネディは他にも
除草剤でもこの方法を
使ったという話でした。
庭に雑草が生えて困っている方に
普通の除草剤に2種類のラベルを付けて
1本は
普通に除草剤として販売
そして、もう1本は
雑草予防スプレーとして売り
多くの売上をあげたといいます。
(そりゃあ・・・
除草剤で雑草を取り除いた上に
雑草予防スプレーとして
さらに、除草剤振ってれば
雑草も生えてきませんよね(笑))
身近に使われている専門化戦術の事例
この専門化戦術・・・
実は、私たちの身近な商品でも
行われています(多分)。
(多分というのは、表立って
言えるものではないため
そうじゃない可能性もあるので・・・)
洗剤の中身は同じ?
例えば、良く使われているのは
『洗剤』
食器用洗剤とか
お風呂用洗剤とか
色々ありますが・・・
パッケージを見てみると
全部、「中性洗剤」って書いてあります。
つまり、中身はおそらく同じ
(もしかすると、
用途に特化した成分が少し
入っているかもしれませんが・・・)
だから、食器用洗剤で
お風呂を洗ったって
別に構わないわけです。
(もし、ダメな成分が入っていた場合は
使用されて大変なことになっても
責任は取れないので
自己責任でお願いします)
このやり方はアリなのか?
こういう売り方は
あまりいいことではない気もしますが・・・
結局、お客さんが価値を感じて
喜んでくれているなら
お客さんのためになっているので
そんなことは、気にする必要はない
ってことなんでしょうね。
(正直、僕はだましている感じがして
あまり、好きではないです)
本日も最後までお読みいただきありがとうございました
西田貴大
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