アンソニー・ロビンズの名言に学ぶビジネスのコントロール法

    From:西田貴大(香川県のマーケティングコンサルタント)

    壁を見るな。進みたい方向を見よ。

    あなたはいま、
    猛スピードで走る
    レーシングカーを運転している。

    風景はビュンビュンと後ろに流れていく。

    急カーブの連続で一時も気が抜けない。

    と、新たなカーブに入り始めた瞬間、
    車体がスリップし、横滑りを始めた。
    目前に壁が迫る。

    あなたはその瞬間、どこを見ているだろうか?

    おそらく、ほとんどの人は壁を見てしまう。

    激突しそうなのだから当然だ。

    しかし、プロドライバーは壁を見ない。

    とっさに曲がりたい方向を見るのだ。

    人は焦点を当てた方向へと、
    自然に心や体が流れる習性がある。

    つまり、壁を見るから、壁にぶつかるのだ。

    進みたい方向に焦点を当てれば、
    壁は自ずと回避できる。

    会社が危ない。

    その時、
    倒産という壁ばかり見つめていたら、
    逆に倒産は近づいてくる。

    まずは焦点を変えて、
    強みに目を向けなければならない。

    清水康一郎 著 『一瞬で自分を変える言葉 アンソニー・ロビンズ名言集』(角川フォレスタ)より引用

    上記は、
    『壁を見るな。進みたい方向を見よ。』
    という、

    世界No.1コーチの
    アンソニー・ロビンズの名言を
    本で解説した部分の引用です。

    僕は、ドリフトができるので
    この名言が実体験としてよく分かる

    一応、僕はドリフトができるので
    この話は、よく分かるのですが・・・

    確かにこれは、
    アンソニーの言う通りです。

    滑ったらまずは
    行く方向に目をやるべきです。

    僕も師匠からそう教わった

    僕もドリフトを始めた当初、

    師匠から
    「絶対に、壁の方を見るなよ!
    見たら、壁に突っ込むぞ!!」
    と教わりました。

    でも、もうひとつ
    絶対にやらなければならないことが・・・

    でも、この名言・・・

    ドリフトができる人からすると
    ある重要な部分が
    抜けているんですよね。
    (ちゃんとビジネスの話に戻るのでご安心を)

    それは、本来ならば
    車が横滑りし始めた時に

    進みたい方向を見るのと
    ほぼ同時に
    しなければならないことです。

    むしろ、これをするのは
    当たり前過ぎてアンソニーは
    言わなかっただけなのかもしれません

    その重要なこととは・・・

    その重要な部分とは・・・

    『アクセルを踏むこと』

    なぜ、アクセルを踏むべきなのか?

    もしかするとあなたは・・・

    これを聞いて
    「えっ!ブレーキじゃないの?」と
    不思議に思われたかもしれませんが

    間違っていません。

    車が滑りだした瞬間・・・

    間髪を入れずに
    アクセルを踏み込むのです。

    なぜ、ブレーキではなくアクセルなのか?

    ではなぜ、
    アクセルなのか?を
    ご説明します。

    まず、車が横滑りしている
    ということは、

    バランスを崩して
    コントロールを失っている
    ということです。

    その後、
    車は、徐々にバランスを取り戻し
    元に戻ろうとし始めます。

    ですが・・・

    車が横を向いた状態で、
    急に元に戻ろうとしたらどうなると思いますか?

    急に崩れたバランスを
    立て直すとどうなるのか?

    分かりやすいように振り子で説明します。

    振り子を目一杯
    端っこまで引っ張って
    手を離すとどうなりますか?

    そう、振り子は
    逆の端まで一気に揺れます。

    これは車も同じ

    車も同じです。
    前輪部分を支点にして
    一気に逆方向に飛んでいきます。

    そう、逆方向の壁に向かって・・・

    (反動がついている分、
    こちらの方が
    コントロールできません)

    元に戻せるようになるまで
    バランスが崩れた状態を維持してやる必要がある

    そうならないためには
    アクセルを踏んでタイヤを空転させ
    コントロールができるようになるまで

    車を滑らせ続けて
    流れに身を任せ
    バランスが崩れた状態を
    維持してやる必要があるのです。

    (滑り続けている限りは
    行きたい方向さえ見ていれば
    行く方向は、コントロールできます)

    あとは、
    コントロールができるようになれば

    ハンドルを戻して、
    ゆっくりアクセルを
    離してやれば、元に戻ります。

    流れに逆らって
    無理にコントロールしようとすると・・・

    しかし、流れに逆らって

    ヘタにアクセルを離したり
    ブレーキを踏んで
    コントロールしようとしてしまえば

    車は、さらにバランスを崩して
    コントロールが効かなくなります。

    ビジネスも同じ!

    これは、ビジネスも同じで

    うまくいっていないときに
    手当たり次第に色々なことに手を出して
    結局、赤字が残っただけだった
    なんてことが起こります。

    まず、すべきことは現状把握

    うまくいっていないときに
    まず、すべきことは現状把握です。

    進みたい方向に行くためには
    まずは、今いる場所を知る必要があります。

    そうすることによって
    はじめて、進みたい方向に行くために
    とるべき施策が明確に
    分かるようになるのです。

    もし、あなたが今
    ビジネスをコントロールできない状態なら

    もし今あなたが、
    ビジネスをコントロールできない状態にあるのなら・・・

    やみくもに操作して
    横滑りを止めようとするのではなく

    まずは、コントロールできるように
    現状を把握する時間をとってみましょう。

    現状と行きたいところが分かれば
    そこに行く方法もおのずとわかる

    そうすることで
    あなたが本来、
    目指していた場所に
    たどり着くための

    現状と理想の
    ギャップを埋めることができる施策を
    思いつくことができますよ。

    本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

    西田貴大

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