From:西田貴大
先日の夜のことです。 いろいろと仕事を終えて、今やっている海外マーケッターのレポート翻訳作業を始める前に、尋常じゃないくらい溜まっていた海外マーケッターのメルマガを一気に読んで処理していました。 (その数なんと500件ほど。ちなみに日本人マーケッターのメルマガは1,000件以上溜まっています…)
で、その中に、僕が敬愛するマーケッターの1人、テッド・ニコラスからのメールがありました。
テッド・ニコラスは、自身が書いた本を通信販売のみで売って7,000億円を生み出した作家であり、伝説のコピーライター兼マーケティングコンサルタントです。 僕がジェイ・エイブラハム、ダン・ケネディに次いで多大な影響を受けた人物で、僕のコピーライティングのベースは彼に作られたと言っても過言ではありません。
そんな尊敬するテッド・ニコラスからのメールを、僕が開封しないわけがありません。 ところが開く前に、1つ疑問が浮かびました。
いつもテッドからのメルマガは、月に1回ごくたまにしか送られてこないのに、その時だけは立て続けに送られてきていたんです。 「いったいどういうことだろう?」と思いつつメールを開いてみると、そこには衝撃の事実が書かれていました。
なんと、そのメルマガの配信者はテッド本人ではなく、息子のデイブ・ニコラスでした。
「なぜ息子さんが?」そう思いつつ次の段落を読んだ瞬間、僕は絶句しました。
テッド・ニコラスが先日、85歳でこの世を去った。 そう書かれていたのです。
「もし来日してセミナーをする機会があるなら、迷わず参加して絶対に会ってみたい」と思っていた憧れの人物だったため、これは本当にショックでした。 残念ながら、それが叶うことはありません。
というわけで今回は、彼への追悼の意を込めて、テッド・ニコラスの本や、僕が最も影響を受けた「彼が遺した最高の成功法則」をご紹介したいと思います。
伝説のマーケッター、テッドニコラスの名著3選

まず彼の本ですが、日本ではダイレクト出版さんから3冊翻訳されています。
1. テッド・ニコラスのマーケティング戦術成功法則大全

もう僕は、この本は何度も何度も読みました。(それくらい大好きな本です) マーケティングの基礎から戦術面について分かりやすく解説されていて、いまだに広告やWEBページの見出しを書くときには、彼が集めた見出しのページを開いて、使えそうなものをパクって書いています。 (あと、値引き交渉の魔法のフレーズっていうマーケティングと関係ないやつも結構参考になります 笑)
2. テッド・ニコラスのレスポンス広告成功法則大全

僕は最初にこの本で、コピーライティングを基礎からきっちりと学びました。 彼の広告の見本をすべて手書きで書き写して、ダイレクトレスポンス広告のリズムを体に叩き込みました。売れる文章を書きたい人は絶対に読むべき本ですね。(※今は絶版で売ってないですけどね 笑)
3. テッド・ニコラスのコンサルタント起業成功法則大全

この本はねぇ〜……別にピンとこなかったんで読まなくてもいいですね(笑)。 (※皮肉なことに、これだけは今でも唯一売っているのに 笑)
翻訳されていない素晴らしい本がまだまだあるので、英語ができる方は彼のWebサイトから直接購入されてみてはいかがでしょうか?
伝説の男ゲイリー・ハルバートが15万円で売った「成功の秘密」

さて、最後に。 テッド・ニコラスといえば「絶対にこれだよね」というくらい有名な名言があるので、それをご紹介してこの記事を終わりにします。
それは、テッド・ニコラスが、伝説のコピーライターであるゲイリー・ハルバートが主催するセミナーに呼ばれて講演をしたときのこと。
受講者からの質問の時間に、1人の参加者がこう質問しました。 「あなたの今までの人生の中で、成功の秘訣をたったひとつ挙げるとすれば、それはなんですか?」
その質問に答えようとしたテッド・ニコラスを、主催者のゲイリー・ハルバートがサッと制止しました。 そして1枚の紙とペンを渡し、その答えを紙に書かせたのです。
ハルバートは、答えが書かれた紙を封筒に入れて、会場に向かってこう言いました。
「みなさん、この封筒にはいくらの価値があると思う? 全くのゼロから想像もつかないような巨大な成功を手に入れた男の秘密だ。もちろんこの封筒に払ったお金は赤十字に寄付される。俺はテッドの答えにはとても価値があると思う。さあ、5ドルから始めようか」
そう言って彼は突然、オークションを始めました。 すると、封筒の価格は5ドルからどんどん跳ねあがっていき、最終的な落札額はなんと1,500ドル(1ドル=100円換算で日本円で約15万円)にもなりました。
(一枚の封筒に入った、たった一言が書かれた紙が15万円ですよ!?)
その封筒を競り落とした男性は、その夜、ホテルの部屋に帰ると真っ先に封筒を開けました。
そこに書いてあった言葉は……たった一言。
『あなたが人生で望むものはなんでも、ただ “ASK” してみなさい』 (※ASK=尋ねる、質問する、求める、要求する、依頼する、頼む)
「断られるかも」とウジウジ悩む前に、ただ頼め!

この名言……いかがでしょうか?
僕自身、この言葉に多大な影響を受けて、人にいろいろと躊躇なく頼めるようになりました。
実際、この「ただ頼んでみる」を実践しただけで、業界の大御所マーケッターがコラボ企画を快諾してくれたり、百万円弱もするような高額セミナーをバーター(物々交換)で受講させてもらえたりと、数え切れないほどの手助けをしてもらってきました。

「これは無理だろうな」「大御所にお願いするなんて図々しいかな」と勝手に諦めていたようなことでも、遠慮なく頼んでみると、案外普通に話が通ってしまうことが多々あるのです。
だから、「JV(ジョイントベンチャー)を持ちかけても断られるかな…」なんてウジウジ悩んで行動しないのは、本当にもったいない!
「いきなり大御所や大きな企業にASKするのは怖いから、まずは身近な小さなところから……」なんて縮こまる必要もありません。ちまちまと小さいところを狙うより、いきなり自分が一番望む「最大のところ」へ飛び込んでみてください。
「そんなの、西田さんだからできたんでしょ?」と思うかもしれません。 でも実は、僕の経験上、SNSなどで大御所に絡んで「今度、ご飯行きませんか?」と直接ASKした場合、なんと8割以上の確率ですんなりOKがもらえます。
なぜか分かりますか? みんな勝手に「相手は大物だから、自分なんて相手にしてくれないだろう」とビビって、誰も直接声をかけない(ASKしない)からです。だからこそ、ひとりの人間として普通に「頼む」だけで、あっさりと重い扉が開くのです。
失敗したらどうしよう、断られたらどうしよう、なんて考える必要はありません。失うものなんて最初から何もないんですから。
ただ、ここで1つだけ絶対に守ってほしい注意点があります。 「ただ頼め」と言っても、何も考えずに「僕を稼がせてください!」「タダで教えてください!」と、自分の都合だけを押し付けるようなことは絶対にしないでください。
ビジネスである以上、誰かにASKするときは必ず「魅力的なオファー(提案)」をちゃんと考えておくこと。 「僕と組めば(僕とご飯に行けば)、あなたにはこんなメリットや面白い話がありますよ」という、相手にとって価値のあるオファーさえしっかりと用意していれば、どんな大御所であっても、拍子抜けするくらいすんなり通ってビックリすると思いますよ!
ぜひ、テッド・ニコラスのこの言葉を常に頭の片隅に入れておいてください。 あなたが「無理かも」と思う最大のターゲットであっても、躊躇せずに、最高のオファーを持ってただ「ASK(頼む)」してみてください。
(実際、僕だけでなく多くのトップマーケッターが、この言葉を座右の銘として挙げています)
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
西田貴大
P.S. ビジネスを大きくしていく過程で、「どうせ無理だ」という思い込み(メンタルブロック)ほど邪魔なものはありません。 「こんな高い金額で提案したら断られるかな…」「このターゲット層には売れないだろうな…」
自社のビジネスの中にいると、こうした思い込みに縛られてしまい、本当はすぐそこにあるチャンス(勝ち筋)を見逃してしまいます。
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ウジウジ悩んで立ち止まるのはもう終わりにして、ただASKし、正しい仕組みを作っていきましょう。
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