From:西田貴大
「自分の商品をもっとたくさんの人に買ってもらいたい!」 ビジネスをしている人なら、誰でもそう思いますよね。
そのために、SNSを毎日更新したり、きれいなデザインのホームページを作ったりと、一生懸命に集客のテクニックを学んでいる人は多いです。
でも、ちょっと待ってください。 もしあなたの商品が今、思うように売れていないのだとしたら……それは「集客のやり方」が悪いのではなく、そもそもの『コンセプト』が弱い(または間違っている)ことが一番の原因かもしれません。
今回は、ビジネスの売上をあげるためのすべての土台となる、「魅力的なコンセプトの作り方」について、不変の原理原則をお話しします。
コンセプト=「かっこいい言葉」という大きな勘違い

多くの人が「コンセプト」と聞くと、テレビCMで流れるような「かっこいいキャッチコピー」や「おしゃれなデザインのテーマ」のことだと勘違いしています。
しかし、ビジネスにおけるコンセプトとは、そんな表面的なものではありません。 コンセプトとは、「誰の、どんな深い悩みを、どのような独自の方法で解決するのか?」という、あなたのビジネスの『骨組み(構造)』そのものです。
家を建てるときに、骨組みがグラグラのまま壁紙だけをおしゃれにしても、少し風が吹けばすぐに倒れてしまいますよね。 ビジネスも同じです。コンセプトという骨組みが弱いまま、どれだけ小手先の集客テクニックを使っても、決してお客さんの心には響きません。
逆に言えば、このコンセプトさえ強固に作られていれば、競合との「安売り競争」に巻き込まれることなく、お客さんの方から「あなたの商品が欲しい!」と言ってくれるようになるのです。
ビジネスの勝敗は「コンセプト」の強さですべて決まる

僕のもとにはよく、「どうやったら売れる文章が書けますか?」とか「どうすればプレゼンがうまくなりますか?」という相談がきます。
でも、あえて厳しいことを言いますね。 文章のテクニックやプレゼンの話し方なんて、ビジネスの勝敗にはほとんど関係ありません。
なぜなら、ビジネスは「コンセプトが強ければ勝ち」だからです。
コンセプトというのは、言い換えればあなたのビジネスの「独自のウリ(USP)」であり、商品を作るための「企画」や「事業計画」そのものです。 これはコピーライティング(文章)に限った話ではありません。商談でのプレゼンだろうが、もっと言えばテレビ番組の制作だろうが、すべて同じ構造です。 どんな分野であれ、根本の「企画(コンセプト)」が良ければ勝てるようになっています。
もしそのコンセプトが圧倒的に魅力的で、お客さんが「それ、のどから手が出るほど欲しい!」と思うものなら、素人が書いたたどたどしい文章でも、口下手で震えながらのプレゼンでも、商品は飛ぶように売れていきます。
逆に、コンセプトが弱くて誰の悩みも解決しない中途半端なものなら、どれだけ伝説のコピーライターが美しい文章を書こうが、スティーブ・ジョブズのような天才がプレゼンしようが、絶対に売れません。
小手先の文章術や話し方を学ぶ前に、すべての土台となる「コンセプト」を最強にすること。これが、ビジネスというゲームで勝つための絶対的なルール(不変の原理原則)なのです。
売れるコンセプトを作るための3つの「不変のステップ」

では、どうすればその「売れるコンセプト」を作ることができるのでしょうか? 難しい専門用語は抜きにして、やるべきことは以下の3つのステップだけです。
①「誰の、どんな悩み」を解決するのかを決める(ターゲットと目的)
まずは、「あなたのお客さんは誰なのか?」を明確に絞り込みます。 「すべての人を幸せにしたい」というコンセプトは、聞こえはいいですが、誰の心にも刺さらない一番ダメなパターンです。
「毎日残業で疲れ切っている30代の会社員」なのか、「集客に悩んでいる個人店のオーナー」なのか。 その人が、夜も眠れないほど悩んでいる「深い痛み」は何か?を徹底的に考え抜いてください。コンセプト作りは、ここからすべてが始まります。
②「あなたから買う理由」を作る(独自性と競合との違い)
ターゲットの悩みがわかったら、次にお客さんが「他の誰でもなく、あなたから買わなければいけない理由」を作ります。
たとえば、世の中に「ダイエットのジム」は星の数ほどありますよね。ただ「痩せられます」と言うだけでは、大手の安いジムにお客さんを奪われてしまいます。 そこで、「厳しい食事制限は一切なし。3食しっかり食べて痩せることに特化したジム」という『独自の違い』を打ち出すのです。これが、競合との差別化です。
③ お客さんの感情を動かす「ストーリー」をのせる
人は、ただの「機能」や「便利なもの」だけではモノを買いません。その商品の裏側にある「ストーリー(想いや背景)」に共感したとき、初めて感情が動いてお金を払います。
なぜ、あなたがその商品を売っているのか?どんな未来をお客さんに届けたいのか? そのビジョンをコンセプトに組み込むことで、ただのお客さんが「あなたのビジネスのファン」に変わります。
【保存版】穴埋めするだけで完成するコンセプト作成テンプレート
3つのステップを理解したら、以下のテンプレートの【 】にあなたのビジネスを当てはめてみてください。
『私のビジネスは、【①ターゲット】が抱える【②深い悩み】を、【③独自の解決策・違い】によって解決し、【④理想の未来】へ導くためのものです。』
ここがスラスラと埋まらない、あるいは埋めてみたけれど「それ、他の会社でも言えるよね?」となってしまう場合は、ビジネスの骨組みがまだ弱い証拠です。何度でも紙に書き出して、この公式を研ぎ澄ませていってください。
コンセプトを変えただけで劇的に売れたスモールビジネスの例

「コンセプトなんて大企業の話でしょ?」と思うかもしれませんが、むしろ資本力のない中小企業や個人店こそ、コンセプトが命です。
たとえば、ある街の小さな美容室の例。 最初は「地域で一番丁寧な接客の美容室」というコンセプト(骨組み)で戦っていましたが、競合の安いチェーン店にお客さんを奪われ、赤字ギリギリでした。
そこで、コンセプトをこのように変えました。 「白髪とパサつく髪に悩む40代以上の女性専用。完全個室で周りの目を気にせず、-5歳のツヤ髪を取り戻すエイジングケア美容室」
「丁寧な接客」という誰でも言えるフワッとしたコンセプトから、ターゲットの深い悩みを撃ち抜く強固なコンセプトに変えたのです。 結果はどうなったか? カットの料金をこれまでの1.5倍に値上げしたにもかかわらず、毎月予約が取れないほどの繁盛店に生まれ変わりました。
集客の方法を変えたわけではありません。コンセプト(構造)を尖らせただけで、売上は劇的に変わるのです。
あの大企業も「コンセプト」で失敗している

コンセプトの重要性がわかる、有名な失敗事例があります。 1985年、世界最大の飲料メーカーであるコカ・コーラが「ニューコーク」という新しい味のコーラを発売しました。
彼らは「もっと甘くて美味しい味にすれば売れるはずだ」と考えて味を変えたのですが、結果は大失敗。お客さんから大ブーイングが起きました。
なぜか? お客さんがコカ・コーラに求めていたコンセプトは「ただの美味しい甘い飲み物」ではなく、「昔から変わらない、いつものあの味(体験)」だったからです。 いくら大企業でも、お客さんが求めているコンセプトとズレたことをすれば、商品はまったく売れなくなるという良い教訓です。
作って終わりじゃない。テストして磨き上げる

自分の中で「これは最高のコンセプトだ!」と思っても、いきなり多額のお金をかけて商品を作るのは危険です。
本当にそのコンセプトがお客さんに刺さるのか? まずは、簡単なテスト(試作品や無料モニターなど)をして、実際のお客さんの声(フィードバック)を聞いてください。
独りよがりのアイデアを捨てること。そして、お客さんの声を聞いて少しずつ形を変えながら磨き上げていくこと。これが、本当に売れるコンセプトを作るための最短ルートです。
まとめ:成功するビジネスには、必ず「強固なコンセプト」が存在します。

成功するビジネスには、必ず「強固なコンセプト(企画)」が存在します。 小手先の文章術やマーケティングテクニックに振り回される前に、まずは自分のビジネスの骨組みをしっかりと作り込んでみてください。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
西田貴大
P.S. 本文でもお伝えした通り、ビジネスにおいて商品が売れない最大の原因は「文章力」や「集客力」ではなく、そもそもの「コンセプト(誰に・何を・どう売るかという構造)」が弱かったり、ズレていたりすることにあります。
しかし、自分一人でビジネスをしていると、思い込みが邪魔をして「自分のコンセプトのどこがズレているのか?」を客観的に見つけるのは非常に困難です。
現在、あなたのビジネスの隠れた課題(コンセプトの弱さや構造のズレ)を論理的にあぶり出す『マーケティング・ボトルネック診断』を無料で公開しています。
いくつかの質問に直感で答えていくだけで、あなたが今すぐ対処すべき「本当の課題」と、次に打つべき具体的な一手が見えてくるはずです。
売れない理由を小手先のテクニックのせいにするのはもう終わりにして、素人の文章でも自然とお客さんが集まる強固なビジネス構造を作っていきましょう。
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