無意識に購入してしまう心理トリガー、アンカリング効果とおとり商品

    From:西田貴大

    高性能パソコンのために買った
    キーボードが3か月でおかしくなる

    新しく高性能な
    デスクトップパソコンを購入してから
    はや3か月・・・

    そのときにパソコンが届くまでの間に
    家電量販店で急いで買った
    安物のキーボードが
    早くもおかしくなりました・・・(笑)

    きちんと反応してくれるキーボードを求めて
    やけくそでゲーミングキーボードを買いに行く

    まぁ・・・

    「こんなもん安物でいいだろ!
    別に特別なことを
    するわけでもないし」

    とか思って2~3,000円の
    キーボードを買った
    僕が悪いんですけど・・・

    あまりにも
    きちんと動作をしてくれないので、

    (確実に押したのに反応してくれず
    句読点を打って改行したら
    改行だけ行われたり、

    メッセンジャーで、
    Shift+Enterを使って
    改行しようとしたら
    Shiftキーが反応せずに
    そのまま送ってしまったりね)

    ついに嫌気がさし、
    「もう高いやつ買おう!」
    と思って家電量販店に
    また買いに行きました。

    で、僕の候補としては・・・

    事前にいろいろと調べた結果、
    ゲーム用に作られた
    ゲーミングキーボードであれば、
    反応しないということは
    絶対にないだろうということで、

    ゲーミングキーボードについて
    パソコンオタクの店員さんを呼んで
    いろいろと聞いてみることにしました。

    キーボードが反応しない原因は
    安物だったからではなく〇〇だった・・・

    が・・・

    こうこう、こういう状況で・・・
    ってお話をしていると、

    「たぶんそれ、
    キーボード本体の問題じゃないですね。

    おそらく無線で接続してるからです。

    キーボードはどうしても有線の方が
    きちんと動作するんで・・・」
    という衝撃の事実を教えられ

    2~3,000円のキーボードで失敗した
    と思っていた僕は相談の結果、
    なんと・・・1,300円のキーボードを
    オススメされました(笑)

    1週間お試ししてみて気に入らなかったら
    返品OKという破格のオファーが・・・

    しかも、しかもですよ!

    「1週間おためししてみて
    気に入らなかったのであれば
    返品してくれてOKです!」
    というオファーまでしてくれました!

    まぁそこまで言うんなら僕も
    買いますよ!という話で
    安さに不安を感じながらも
    購入しました。
    (高ければ高いほど良いらしいし)

    この、お試しして
    満足できなかったら
    返品OKっていうのは
    すごい強力なので
    ぜひ使ってみてくださいね

    (今回は、本題とは違うので
    詳しく解説はしないですが・・・)

    早速、新しいキーボードを試してみるも
    必要な機能が付いてなかった・・・

    そして、家に帰って
    早速新しいキーボードを
    使ってみたんですが・・・

    カチャカチャうるさい・・・
    (静音が好みなんで)

    そして、音量調整の
    ショートカットキーが
    安すぎて設定されていない・・・

    ということで、
    1日で返品することに決めました(笑)
    (ホント申し訳なかったですけどね)

    紆余曲折の末、
    やっぱり高いやつの方が良いみたいなので
    結局、ゲーミングキーボードを買うことに・・・

    そして、自分でも
    いろいろと調べた結果、

    やっぱり安物の
    メンブレン方式とか
    パンタグラフ方式とか言われる
    キーボードは、

    静かだけど
    内部のゴムがへたったりして
    反応しなくなるということが分かり、

    お高めのやつによくある
    メカニカル方式のキーボードは、
    内部がバネになっているので
    反応が早いということで、

    「今回かったやつですら
    あれだけカチャカチャと
    うるさいんだから
    もうどんなのでも一緒だろ」

    と思いゲーミングキーボードを
    購入することにしました。

    全然知らなかったけど
    キーボードには種類がたくさんあった

    一応、説明しておくと、
    メカニカル方式のキーボードは
    基本的に3種類あり、
    (メーカーオリジナルもあります)

    音がうるさいけど
    手ごたえがある青軸と

    バランスの取れた茶軸、

    静かで軽い操作ができる
    赤軸があります。

    で、僕が買ったのが
    うるさいのが嫌だったのに
    なぜか青軸で・・・

    しかもプロゲーマー向けの
    最高級キーボード(笑)

    では、なぜ僕が
    これを買うに至ったのか?

    実は、その経緯が
    マーケティング的に
    非常に役に立つ内容
    (というか心理)なので
    今日はこれをシェアしていきます。

    無駄に最高級キーボードを買ったのは、
    行動経済学の心理トリガーが
    無意識に働いていたからだった!

    さて、ここからが本題ですが・・・

    お店に置いてあったゲーミングキーボードは3種類

    僕が買いに行ったとき
    お店には3つのゲーミングキーボードが
    置いてありました。

    1つは、
    7,000円ぐらいの低価格の
    メンブレン方式のキーボード

    2つ目は、
    茶軸で12,000円くらいの
    ロジクールという会社の
    ゲーミング製品の中でも
    結構人気の高いキーボード、

    そして、3つ目が、
    僕が購入した9,800円の
    プロ仕様の青軸のキーボードです。

    まぁ普通に考えれば
    人間は極端を避けるので
    真ん中の価格帯のものを
    買うわけですが・・・

    僕が買った理由は、
    そんなもんじゃない!

    なぜ僕はわざわざプロ仕様の
    ゲーミングキーボードを買ってしまったのか?

    おかしいと思いません?

    なんでプロ仕様のやつが
    そんな価格なの?って・・・

    そうなんです!

    これ・・・
    異常に安かったんです!

    これらの商品全部を定価で並べると・・・

    約7,000円のやつが
    7,700円(税込)

    約12,000円のやつが
    13,750円(税込)

    で、僕が買った
    9,800のやつが・・・
    (値切って税込価格(笑))

    なんと!18,480円(税込)!!

    ちょっと、半額ですよ奥さん!(笑)
    (価格.comの最安値より安かった)

    これ、あなたならどれを買います?

    多分、安いので済ます人も
    結構いると思いますが・・・

    僕と同じやつを買う人も
    結構な割合でいませんか?
    (12,000円のやつは多分いない)

    心理トリガー①
    無意識に「安い!」と感じてしまう
    『アンカリング効果』とは?

    これはいったい
    どんな心理が起こっていたのか?
    というと・・・

    まず僕は、
    いろいろ調べた際に
    この商品の定価を
    知っていました。

    なので、見た瞬間に
    「マジかこれ!?」
    って思ったわけです。

    これは・・・すでにその価格で
    基準ができてしまっているので、
    それよりもかなり安く売っていたので
    『アンカリング効果』
    という心理が働いています。

    (アンカリング効果とは、
    最初に高い価格の商品を見せて
    相手の頭の中に基準を作り
    そのあとに見るものを
    「安い」と感じさせる心理テクニック)

    心理トリガー②
    商品を選んだのではなく、無意識に選ばされていた!?
    その心理テクニック『おとり戦略』とは?

    そして、この商品には、
    僕が心を動かされた
    価格の心理テクニックが
    もう一つあります。

    それが『おとり商品』

    これを、
    ほかの3つの商品と
    比べてみてください。

    7,700円(税込)が
    約7,000円

    13,750円(税込)が
    約12,000円

    18,480円(税込)のプロ仕様が
    9,800円

    2番目と3番目を比較したら
    どう考えても
    お得に感じませんか?

    これが『おとり戦略』です。

    人は、(他の選択肢を排除して)似た商品同士を比べて
    少し質の劣るものが高く売られていると(おとり商品)
    無意識に良いオファーがされている質の高い商品を買ってしまう!

    これをお店側が
    意図してやっているのかは
    わかりませんが

    この3つが並んでいると
    絶対に2番目と3番目を
    無意識に比較してしまう。
    (質や定価を知っていればですよ)

    ならどう考えても
    質的に劣る商品を
    12,000円で買う
    なんてことはないですよね?

    普通なら絶対に
    それよりも安く売られている
    プロ仕様の最高級モデルの方を
    買うはずです。

    要は、この12,000円の商品は、
    僕が買った9,800円の
    キーボードをうまく売るための
    おとりだったわけです。

    しかも、一番安いのが
    メンブレン方式で
    残り2つがメカニカル方式
    ということで・・・

    絶対に2つを
    比較してしまうように
    仕組まれている!!

    (繰り返しますが
    意図してやっているかは謎です)

    あなたもぜひこの2つの戦術を
    ビジネスで活用してみてください!(悪用厳禁)

    というわけで僕は、
    この戦術に見事にはまり(笑)

    プロも目指さない上に
    キーボードでゲームもしないのに
    プロ仕様のゲーミングキーボードを
    買ってしまったというわけです。

    なので、ぜひあなたも
    こういった『アンカリング効果』
    『おとり戦略』をビジネスで
    うまく活用してみてください!

    (くれぐれも儲けるためではなく
    お客さんのために役に立つ商品を売る
    というマインドを忘れないでね!
    (ここを忘れると潰れます))

    本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

    西田貴大

    追伸:キーボードの使い心地が良くて
    仕事の生産性がすごく上がった!

    P.S.
    ちなみにキーボードの
    使い心地なんですが・・・

    もう、すんごいです(笑)

    めちゃめちゃ打ちやすくて
    タイピングが早くなりました!

    ただ、めちゃくちゃうるさい(笑)
    (返品したやつで
    これだけうるさかったら
    どれも一緒だろと思ったけど
    僕の想像以上でした・・・)

    あとは僕が、
    ブラインドタッチ
    (今はタッチタイピングって言う)
    ができない

    という弱点を改善できれば、
    さらに生産性があがりますね!

    (左手はできるんだけど、
    右手は全盛期の井端か!
    (元中日ドラゴンズの名ショート)
    っていうくらい守備範囲が
    広いじゃないですか?

    だから右手は見ておかないと、
    Enterキーを押したらズレてしまい
    迷子になって元のポジションに
    戻れなくなるんですよね(笑))

    そんなわけで
    生産性を高めるためにも、
    高いキーボードを買ってみるのは
    アリだと思いましたね。

    (余談ですが、初期不良にあたって
    バックスペースが戻らなくなり
    メルマガでに書いた文章が
    どんどん消えていくトラブルが
    頻発したので交換してもらいました)

    P.P.S.
    いいキーボードが最高だったから
    無駄にいいゲーミングマウスが
    欲しくなって困っています(笑)

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