「高くて売れない」は言い訳!ライザップが30万円でも選ばれる「三日坊主市場」のカラクリ

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From:西田貴大

「うちのお客さんは、そんな高いお金は払ってくれないよ…」
「これ以上価格を上げたら、誰も買ってくれなくなる…」

商品の価格を決める時、多くの経営者が「相場」や「お客さんの財布の事情」を勝手に想像して、安売りという安全な道に逃げてしまいます。 しかし、本当にそうでしょうか?

たとえば、ダイエットでおなじみの「ライザップ」。 一般的なフィットネスジムの月会費が数千円〜1万円程度なのに対し、ライザップはたった2ヶ月で30万円以上という超高額な料金を請求します。それでも、お客さんは喜んでその大金を払い、入会待ちの列ができるほど大ヒットしました。

今日は、ライザップがなぜ相場の何十倍もの高単価でも飛ぶように売れるのか、その裏に隠された「三日坊主市場」という、すべてのビジネスで使える強力なマネタイズ構造についてお話しします。

目次

お客さんが買っているのは「ノウハウ」ではない

普段から本格的にウエイトトレーニングをしている人間から見れば、ライザップが提供しているトレーニングメニューや食事管理のノウハウ自体は、実はそこまで特別な魔法ではありません(基本に忠実なだけです)。

今の時代、痩せるための筋トレの方法や糖質制限の知識なんて、本屋に行ったりYouTubeを見たりすれば、いくらでも無料で手に入ります。 それなのに、なぜお客さんはわざわざ30万円も払うのでしょうか?

それは、「ノウハウ(やり方)を知っていても、自分一人では絶対に続けられない(挫折してしまう)」という自分自身の弱さを、お客さん自身が一番よく分かっているからです。

お客さんがライザップに30万円を払っているのは、最新のトレーニングマシンを使いたいからでも、特別なノウハウを知りたいからでもありません。 「専属のトレーナーが毎日食事をチェックし、心が折れそうな時に励ましてくれて、絶対に目標達成まで逃げられないようにしてくれる」という、**結果を出すための『強制力(環境)』**に対してお金を払っているのです。

高額商品が売れる「付加価値」の正体:三日坊主市場を狙え

ライザップの社長は、自社が戦っている市場のことを「三日坊主市場」と呼んでいます。 ダイエット、英会話、資格の勉強、そしてビジネスの集客も同じです。これらはすべて「やれば結果が出ることは分かっているけれど、意志の力が必要で、ほとんどの人が途中で挫折してしまう市場」です。

多くの企業は、ここで「もっと分かりやすい英語の教材を作ろう!」「もっと使いやすいシステムを作ろう!」と、商品(ノウハウやツール)の質を高めることばかりに必死になります。

しかし、お客さんが本当に欲しいのは「分かりやすい教材」ではなく、「英語が話せるようになった自分」という結果です。 だからこそ、教材をポンと渡して「あとは自分で頑張ってね」と放り出すのではなく、「私たちが最後まで伴走して、あなたが三日坊主で終わらないように全力で引っ張り上げます」と宣言する。

この「徹底したサポート(強制力)」という付加価値を乗せるだけで、数千円の教材が、数十万円の高額コンサルティングやスクールに生まれ変わるのです。

高単価サービスの作り方:ビジネスに「強制力」を組み込む

これは、ダイエットや英会話だけの話ではありません。どんなビジネスでも「高額商品(高単価サービス)」の作り方は同じです。

たとえば、あなたが「ホームページ制作」を売っているとします。 ただ綺麗なサイトを作って納品するだけなら、クラウドソーシングなどの格安業者との価格競争になり、数万円で買い叩かれてしまいます。

しかし、ここに「三日坊主市場(挫折を防ぐ)」の構造を組み込んでみましょう。

「ホームページは完成してからが本番ですが、多くの中小企業は更新作業をサボってしまい、ただのネット上のゴミになってしまいます。だから私たちは、月に1回必ずあなたとミーティングを開き、ブログの更新や集客の改善を強制的に行います。あなたが絶対に挫折せず、売上をあげる環境をお約束します」

どうでしょうか。 「サイトという制作物(モノ)」を売るのではなく、「Webから集客できるという『結果』」までを保証してあげるのです。これなら、他社より数十万円高くても、「自分たちだけでは絶対にサボるから、あなたにお願いしたい」と喜んで選ばれるようになります。

「サポートを手厚くすると疲弊する」という勘違い

ここまで読んで、「そんなに手厚くサポートしたら、自分の時間がなくなって疲弊してしまうのでは…」と思ったかもしれません。

実は、まったく逆です。 数千円〜数万円という安い金額で「大量のお客さん」を相手にするから、あなたは疲弊するのです。

ベンチプレスで限界の重量に挑むとき、後ろに絶対的な補助(スポッター)がいるからこそ安心して全力を出せるように、お客さんも「絶対に隣で支え続けてくれる環境」があるからこそ、数十万円という高額を喜んで支払います。「高単価にして、本気の少人数のお客さんだけに全力でコミットする構造」を作れば、あなたも、そして確実な結果を手にするお客さんも、絶対に疲弊することはありません。

まとめ:「高単価にできない」はただの言い訳である

いかがだったでしょうか。

  1. お客さんは「ノウハウ」や「商品そのもの」にはお金を払わない。
  2. 自分一人では挫折してしまう「三日坊主市場」にこそ、高単価のチャンスがある。
  3. モノを売って終わりにせず、結果が出るまでの「環境(強制力・サポート)」を売る。

「うちの業界では価格を上げられない」「うちのお客さんはお金を出さない」というのは、ただの言い訳です。 それは単に、あなたが「商品を渡して終わり」にしていて、お客さんが高額を払ってでも手に入れたいと思うほどの「結果へのコミット(付加価値)」を提供していないだけなのです。

安売りの泥沼から抜け出したいなら、商品にどんな「強制力(サポート)」を付け足せば、お客さんを確実に理想の未来へ連れて行けるか?という構造を考えてみてください。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

西田貴大


P.S. 本文でお伝えした通り、高単価で喜んで買ってもらうためには、商品を売って終わりではなく、お客さんが確実に結果を出せる「環境(構造)」をビジネスの中に組み込むことが絶対条件です。

しかし、「自分の商品に、どうやってそんなサポートを付け足せばいいのか分からない」「長年『モノ』を売るだけの商売をしてきたせいで、結果を保証するビジネスモデルが思いつかない」と立ち止まってしまう経営者が非常に多いのも事実です。 それは、経営者自身が「自分の商品はこういうものだ」という固定観念に縛られ、ビジネスの構造を客観的に見直すことができなくなっているからです。

現在、あなたのビジネスがなぜ「価格競争から抜け出せない」状態になっているのか? その隠れた構造の欠陥を論理的にあぶり出す『マーケティング・ボトルネック診断』を無料で公開しています。

安売りをして利益をすり減らしてしまう前に、まずは自社のビジネスに「どんな付加価値(環境)を足せば高単価にできるか」を客観的にチェックしてみてください。

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