「売れない商品」が飛ぶように売れる!有名実演販売士に学ぶ『オファー(価値)』のずらし方

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From:西田貴大

「うちの商品は品質も良いし、他社より優れているはずなのに、なぜか売れない…」 「在庫ばかりが積み上がって、どうやって売り捌けばいいか分からない…」

そんな風に、自社の商品が売れずに頭を抱えている経営者は少なくありません。そして、どうにかして売ろうと「もっと商品の良さ(機能)をアピールしよう!」と広告費をかけたり、最悪の場合は「値下げ」という麻薬に手を出してしまいます。

しかし、商品が売れない理由は、品質が悪いからでも、価格が高いからでもありません。 あなたが、お客さんに「商品そのもの(モノ)」を売ろうとしているからです。

今日は、ある有名な実演販売士の学生時代の「異常な伝説」をもとに、商品そのものを一切変えずに、見せ方(オファー)を変えるだけで爆発的に売れるようになる「価値のずらし方」についてお話しします。

目次

売れない商品を爆売りした「セールス術」の正体

テレビショッピングなどで有名な、実演販売士の「レジェンド松下」さんをご存知でしょうか。 実は彼、実演販売士になる前の学生時代から、とんでもないセールスの実績を持っていました。

彼の学生時代のアルバイトは、横浜スタジアムでの「売り子」でした。 しかし、彼が売っていたのは、球場の定番である冷たいビールではありません。なんと「コーヒー」だったのです。

考えてみてください。 熱気あふれる野球場のスタンドで、大半の男性客は「可愛い女の子から、冷たいビール」を買いますよね。わざわざ「男の売り子から、熱いコーヒー」を買う理由なんて、普通はどこにもありません。圧倒的に不利な状況です。

しかし、レジェンド松下さんは、この絶望的な状況の中で、コーヒーの売上の日本記録を叩き出し、ナンバーワンの売り子になってしまったのです。

彼は一体、どうやって売れないコーヒーを爆発的に売ったのでしょうか?

「コーヒー」ではなく「応援(エンタメ)」を売る

松下さんは、コーヒーの「味」や「温かさ」をアピールしても絶対に売れないことを知っていました。 そこで彼は、お客さんの前でこう叫んだのです。

「すいません、ちょっと聞いてください!今日は信じられないほどコーヒーが売れていません!」 「僕も『ただで買ってくれ』とは言いません。次の回、僕が必死で応援します!もし僕の応援で点が入ったら、ご祝儀でコーヒーを買ってください!

当時のベイスターズは、優勝するほどすこぶる強い年でした。 当然、高確率で点が入ります。するとスタンドのお客さんたちは、「兄ちゃんのおかげで点が入ったわ!ありがとう!」と、お祭り騒ぎで次々とコーヒーを買ってくれたのです。なかにはチップまでくれる人もいたそうです。

お客さんは「何に」お金を払ったのか?

このエピソードに、売れない商品を売るための最大のヒント(構造)が隠されています。

この時、お客さんは「喉が渇いたから」「コーヒーが飲みたかったから」お金を払ったのでしょうか?違いますよね。 彼らがお金を払ったのは、「点が入った喜び」と「一緒に応援したお兄ちゃんへのご祝儀(エンタメ体験)」に対してです。コーヒーは、ただの「体験への参加チケット(オマケ)」にすぎなかったのです。

松下さんは、売っている「モノ(コーヒー)」は一切変えずに、お客さんに提案する「価値(オファー)」を「味」から「エンタメ」へとズラしたのです。

「付加価値」の正体:オファーをずらせば価格競争は終わる

この「価値をずらす(=付加価値をつける)」という構造は、どんなビジネスにも応用できる最強のセールス術です。 真面目な経営者ほど、自社の「商品の機能」や「品質」を真っ直ぐに売ろうとします。しかし、それでは必ず他社と機能や価格で比較(相見積もり)されてしまいます。

大切なのは、「お客さんが本当にお金を払いたくなる『体験』や『感情』は何か?」を考え、オファー(提案)を書き換えることです。

「お堅い業種」でもできる価値のずらし方

ここまで読んで、「野球場だからエンタメで売れたんでしょ?うちみたいなB2B(法人向け)や真面目な業種では無理だよ」と思ったかもしれません。

しかし、お客さんがお金を払う『感情』は、楽しさ(エンタメ)だけではありません。「面倒からの解放」「絶対に失敗しない安心感」「時間の短縮」なども、立派な付加価値(オファー)になります。

  • B2Bのシステム会社の場合: 「処理速度の速さ(機能)」を売るのではなく、「社長が毎月の月末処理から解放され、金曜日の夜に家族とゆっくり食事ができる時間(体験)」を売る。
  • 税理士の場合: 「正確な決算申告(機能)」を売るのではなく、「税務調査の恐怖から解放され、本業の売上をあげることだけに100%集中できる環境(体験)」を売る。

お客さんは、あなたの会社の商品(ドリル)が欲しいのではありません。その商品を通して得られる「理想の未来(穴)」が欲しいのです。 売れない商品があるなら、無理に値下げをしたり、おまけをつけて在庫処分をする前に、「この商品がもたらす『別の価値(感情)』はないか?」と、見せ方(付加価値)をずらしてみてください。在庫処分をする前に、「この商品がもたらす『別の価値(感情)』はないか?」と、見せ方(オファー)をずらしてみてください。

まとめ:あなたの会社は「何を」売っているか?

いかがだったでしょうか。

  1. 機能(モノ)を真っ直ぐ売ろうとすると、価格競争になり売れなくなる。
  2. お客さんがお金を払うのは、モノではなく「体験」や「感情」である。
  3. 商品そのものを変えなくても、提案する価値(オファー)をずらせば商品は爆発的に売れる。

「うちの商品は売れない」と諦めるのは、まだ早いです。 お客さんが「思わずお金を払いたくなる理由(オファー)」を論理的に再構築できれば、死んでいた商品は最強の利益を生む武器に生まれ変わります。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

西田貴大


P.S. 本文でお伝えした通り、商品が売れないのは品質のせいではなく、お客さんに提案している「価値(オファー)の構造」がズレているからです。

しかし、「自分の商品のどこに『別の価値』が隠れているのか分からない」「長年同じ売り方をしてきたせいで、視点をずらすことができない」と手が止まってしまう経営者が非常に多いのも事実です。 それは、経営者自身がビジネスの内部にどっぷりと浸かり、客観的な視点を失ってしまっているからです。

現在、あなたのビジネスのオファーがなぜ「お客さんに刺さらない」状態になっているのか? その隠れた構造の欠陥を論理的にあぶり出す『マーケティング・ボトルネック診断』を無料で公開しています。

無駄な広告費をかけたり、安易な値下げに手を出してブランドを傷つけてしまう前に、まずは自社のビジネスの「見せ方(価値)」がズレていないか、客観的にチェックしてみてください。

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