From:西田貴大
「SNSで自分の意見を発信したら、誰かに批判されるんじゃないか…」
「同業者から『あいつ、偉そうなこと言ってるな』と笑われている気がする…」
ブログやSNSで情報発信を始めようとしたとき、こんな恐怖で手が止まってしまった経験はありませんか? そして結局、誰も傷つけないような「今日のランチは〇〇でした」といった日記や、どこかで聞いたような当たり障りのないノウハウばかりを発信してしまう。
もしあなたが今、そんな「見えない敵(アンチ)」への恐怖からビジネスの歩みを止めているなら、非常に残酷な事実をお伝えします。
誰からも批判されない発信をしている限り、あなたの商品が売れることは一生ありません。
今日は、真面目な経営者ほど陥ってしまう「全員に好かれようとする罠」を破壊し、批判を恐れずに自分のビジネスを貫くための「強靭なメンタルの構造(マインドセット)」について、ビジネスの原理原則からお話しします。
アンチが生まれない発信は、誰の心にも刺さっていない

情報発信において、多くの人が勘違いしていることがあります。 それは、「アンチ(批判する人)が湧くのは、自分の発信が間違っているからだ」という思い込みです。
ビジネスの本質(ブランディング)とは、特定の悩みを持ったお客さんに対して「私はあなたのための専門家です」と、強烈な旗を立てることです。 「今の業界の常識は間違っている!」「私はこの信念でビジネスをやっている!」と尖った発信(ポジション取り)をすれば、それに救われる熱狂的なファンが生まれると同時に、「今の常識を否定された」と感じる反対勢力(アンチ)が必ず一定数現れます。
つまり、アンチが現れるということは、あなたの言葉が「誰でも言える薄っぺらいノウハウ」から脱却し、誰かの心を激しく揺さぶる「本物のメッセージ(刃)」になり始めた証拠なのです。
誰からも批判されないということは、あなたの発信が「誰の心にも引っかからず、素通りされている(=存在していないのと同じ)」状態であることを意味します。「全員に好かれたい」という自己欺瞞を捨てない限り、ビジネスは次のステージへ進みません。
「SNSの批判が怖い…」起業家が陥るアンチ対策の罠

とはいえ、実際にSNSなどで心無い言葉(アンチコメント)をぶつけられれば、誰だってメンタルがやられますし、怒りを感じるはずです。 では、いざアンチに遭遇したとき、経営者はどういう対策を取るべきでしょうか?
絶対にやってはいけないのが、相手の言葉に反応して「論破」しようとすること(言葉のボクシング)です。 論争で相手を叩きのめしても、あなたのビジネスの売上は1円もあがりません。ただ貴重な時間とエネルギーを消耗し、周りのお客さんに「攻撃的な人だ」という不信感を与えるだけです。
ここで取り入れるべきは、老子や孫子の兵法に通じる「戦わずして勝つ(合気道)」の思考です。
- 老子の言葉: 「善く敵に勝つ者は与(とも)にせず(本当に強い者は、まともに相手と戦わない)」
- 孫子の兵法: 「百戦百勝は善の善なるものに非ず。戦わずして人の兵を屈するは善の善なるものなり」
アンチの目的は、あなたを引きずり下ろし、感情的にさせて自分の土俵(泥沼)に引きずり込むことです。 経営者であるあなたは、決してその土俵に乗ってはいけません。相手の攻撃をスッと受け流し(無視し)、「自分はビジネスを通じて、目の前のお客さんを救うことだけに集中する」という高い視点を保ち続けること。それこそが、最強の防衛戦略なのです。
ブライアン・トレーシーに学ぶ「すべては自分の責任」

アンチの心無い言葉に触れたとき、もう一つ重要なマインドセットがあります。 それは、世界的コンサルタントであるブライアン・トレーシーが提唱する「すべては自分の責任である(100% Responsibility)」という教えです。
「あいつが変なコメントをしてきたせいだ」「あのアンチのせいで自分の評判が落ちた」と、自分の感情の乱れやビジネスの不調を「他人のせい」にした瞬間、経営者としての成長は止まります。
理不尽な批判を受けたとしても、「そういう人が存在するプラットフォームで発信すると決めたのは自分だ」「どんな結果になろうと、自分の感情と行動の責任は自分で取る」と覚悟を決めること。 他責という楽な道に逃げず、起業家としてただ粛々と変化に対応していく姿勢が、鋼のメンタルを作り上げます。
メンタルをやられない起業家の「1000億円の自己愛」構造

最後に、批判されても全くメンタルが揺るがない「究極の構造」について、僕が尊敬する起業家ピーター・セージの素晴らしい比喩をご紹介します。
あなたが今、全財産の「1,000円」しか持っておらず、それをテーブルに置いているとします。そこに突然泥棒が入ってきて、その1,000円を奪って逃げました。 あなたはどう感じますか? おそらく、激しい怒りと絶望、恐怖を感じるはずです。
では、全く同じ状況で、テーブルの上にあなたの全財産である「1,000億円」がうず高く積まれていたとします。そこに泥棒が入ってきて、山の中から1,000円札を1枚だけひっつかんで逃げていきました。 今度はどう感じるでしょうか? 「まあ、まだたくさんあるから別にいいか」と、冷静に見送ることができるはずです。
このお金を、「自分自身に対する愛の量(自己価値)」に置き換えてみてください。
多くの人が、SNSでちょっとした批判(アンチからの攻撃)を受けただけで、ひどく傷つき、怒り狂うのはなぜでしょうか? それは、相手の言葉が鋭いからではありません。私たちが持っている「自分に対する愛の量(自己価値)」が不足していて、手元にある最後の1,000円(小さな自尊心)を奪われまいと必死になっているからです。
もしあなたが、「自分自身に対する1000億円ほどの愛(絶対に揺るがない自信と理念)」を心の土台に持っていれば。 見ず知らずのアンチに1,000円程度の傷をつけられたとしても、「あぁ、何か辛いことがあって私に当たっているんだな」と、冷静に事実を見通すことができるようになります。
自信(メンタル)は精神論ではなく「構造」から生まれる
「理屈は分かったけれど、今の自分にはそんな1000億円の自信(自己愛)なんてないよ…」と思ったかもしれません。
ここで多くの人が勘違いをしています。 自分自身に対する圧倒的な愛(自信)というのは、鏡の前で「私はできる!」とポジティブな自己暗示を唱えるような、薄っぺらい精神論から生まれるものではありません。
「私は、この強烈な痛みを持ったお客さんを、この商品で絶対に救うんだ」という、揺るぎないビジネスの構造(コンセプト)がカチッと固まったとき、初めて腹の底から湧き上がってくるものなのです。
「誰の、どんな痛みを救うのか」という構造が明確になれば、あなたの視線は「顔の見えないアンチ」ではなく、「今まさに苦しんでいるたった一人のお客さん」にだけ向かいます。 批判を恐れない鋼のメンタルの正体とは、テクニックで相手を言い負かすことではありません。「自分自身のビジネスの目的に、強烈な確信(構造)を持つこと」なのです。
まとめ:見えない敵に怯えるのをやめ、構造を作れ
いかがだったでしょうか。
- 全員に好かれようとする発信は、誰の心にも刺さらない。アンチは尖った発信の副産物である。
- 言葉のボクシング(論破)をやめ、戦わずして勝つ(無視と目的への集中)を選択する。
- 他人のせいにせず、自分自身に対する圧倒的な愛(自己価値)を満たす。
見えないアンチや同業者の目を気にして、当たり障りのない発信を続けるのは、今日で終わりにしてください。 あなたが救うべきは、顔の見えないアンチではありません。あなたの発信を待っている、今まさに痛みで苦しんでいる「たった一人のお客さん」のはずです。
批判を恐れず、あなただけの強烈な信念(構造)を真っ直ぐに届けていきましょう。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
西田貴大
P.S. 本文でお伝えした通り、批判を恐れずに発信するためには、「自分は誰の、どんな痛みを救うためにビジネスをやっているのか」という強固な土台(自己価値と構造)が不可欠です。
しかし、「自分の発信がブレているのは分かるが、どこをどう尖らせればいいのか分からない」「誰にも嫌われないようにして、結局誰にも買ってもらえない状態に陥っている」と、見えない壁にぶつかっている経営者が非常に多いのも事実です。 それは、あなたのメンタルが弱いからではなく、ビジネスの「ターゲット」と「提供する価値」の構造が崩れてしまっているからです。
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SNSの向こう側の見えない敵に怯え、時間をすり減らしてしまう前に、まずは自社のビジネスの「どこが平凡になってしまっているのか」を客観的にチェックしてみてください。
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