汚いうどん屋が荒稼ぎしていた「粗利100%のビジネスモデル」3つの秘訣

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From:西田貴大

僕は香川県の西の端っこに住んでいるのですが、他の都道府県の人と話すと、だいたい「うどん」の話になります。 そして、よく聞かれるのが「どこのうどん屋が一番美味しいですか?」という質問です。

実はこの質問、香川県民にとってはものすご〜く困る質問なんです(笑)。

というのも、香川の人は「美味しいかどうか」という理由でうどん屋をあまり選びません。 他県の人で言うところの「吉野家」みたいな感覚で、「安いし、すぐ食べられるし、近いし、どこもそこそこ美味い」という理由で、近所の店に行くことがほとんどだからです。(あくまで個人の見解ですが)

証拠に、以前他県の人から「香川ってどこのうどん屋が美味しいん?」と聞かれたとき、その場にいた香川県民が全員、一斉に「さぁ……?」と口を揃えましたからね(笑)。

ただ、そんな香川県に、ある一定以上の年齢の人が「ほぼ全員知っている」という、伝説のうどん屋が存在します。

そこのうどん屋は、決して綺麗な店ではありません。うどんが特別美味しいわけでもありません。 しかし、いつもお客さんで満員で、他のうどん屋とは比べ物にならないほど「とてつもなく高い平均客単価」と「異常な利益率」を誇っています。

なぜなら、そのうどん屋の主力商品は「うどん」ではないからです。 さて、その主力商品とはいったい何だと思いますか?

目次

16歳の僕が連れて行かれた「汚いうどん屋の裏ビジネス」

僕がその店の存在を知ったのは、16歳の頃でした。 中型バイクの免許を取るため教習所に通い、あとは免許センターで「本免(学科試験)」を受けるだけ、という日の前夜。両親からあることを聞かされました。

「免許センターのすぐ近くに、試験に出る問題を教えてくれて、直前に予習ができる場所があるから行きなさい」

そう、それこそが「そのうどん屋」です。(※他県では『裏校』や『闇校』と呼ばれているビジネスですね)

当日、免許センターのすぐ目の前にある、その古ぼけてお世辞にも綺麗とは言えないうどん屋に入ってみると……入るなり、そこそこの金額(たしか5千円だったと思う)を請求されました。「うどん屋なのに高っ!」と思ったのだけは鮮明に覚えています。

奥にあるだだっ広い和室に通されると、部屋のあちこちの壁からイヤホンがぶら下がっていました。どうやら、そこから流れてくる音声で試験の予習をするようです。

しばらく待っていると、次から次へとお客さんがやってきて、広い和室はすぐに満員になりました。そして、いよいよ予習の音声が始まったのですが……。

流れてきたのは、店主がつたない喋り方でカセットテープに吹き込んだ音声。 編集も一切されておらず、途中で言い間違えて訂正したり、咳き込んだり、噛み倒したりする、とんでもなく低クオリティな内容で、「おいおい、これで5千円かよ!」と呆れたのを覚えています。

(余談ですが、資格試験は問題集を何度も読んで、問題を脳に刷り込み読んだ反射で答えを引き出すスタイルの僕にはまったく役に立たない無駄なサービスでした…)

しかし、この汚ったねぇ(笑)うどん屋の副業ビジネスには、ビジネスでボロ儲けするための「3つの完璧な構造」が隠されていました。

汚いうどん屋から学ぶ、儲かるビジネスモデル3つの秘訣

(1)「強烈なウォンツ」があれば、低クオリティでも高単価で売れる

このお店に来るお客さんには、「今日絶対に試験に落ちたくない(また来るのは面倒くさい)」という強烈な欲求(ウォンツ)があります。

そこに「試験の直前に、試験に出るポイントだけを頭に詰め込める」という提案(オファー)をすれば、どんなに言い間違えたり噛み倒したりする低クオリティな商品であっても、自信のないお客さんは高い価値を感じて、数千円という金額を喜んで払うのです。

ここからの学びは、『商品の中身よりも、強烈な欲求(痛み)を抱えた人を見つけることができれば、高額でも商品はバンバン売れる』ということです。

(2)一度作るだけで「自動で利益を生み続ける」仕組み

このお店の素晴らしいところは、店主が「一度だけ資料を読み上げて録音しておいた」という点です。

あとは時間が来たらテープを再生するだけ(デジタルコンテンツの自動化)。法律が変わったときにだけ新しく録り直せば、あとは自分の労働力(時間)を一切削ることなく、同じように収益をあげ続けてくれます。

しかも商品は「音声データ」なので、原価はほぼゼロ。粗利率は驚異のほぼ100%です。 自分がその場にいなくても、一度作った商品がずっと自動で売れ続ける仕組み。これがビジネスを豊かにする最大の秘訣です。

(3)「すでに需要がある場所」で網を張っている(立地と集客)

このお店は、免許センターの「目の前」にあります。 これから試験を受ける人が必ず通る場所(すでに確実な需要がある場所)で、その人たちが喉から手が出るほど欲しい商品を売っているわけです。

砂漠のど真ん中で、喉がカラカラの人に冷たい水を売るようなものです。売れないわけがありません。 『自分が売りたい商品を売るのではなく、すでに強い欲求が存在する場所で、確実に売れるものを売る』という、マーケティングの鉄則を見事に突いています。

【具体例】あなたのビジネスで「高粗利の裏メニュー」を作る方法

「うどん屋の仕組みはすごいけど、自分のビジネスでどうやればいいかわからない」という方のために、この構造をスモールビジネスに当てはめる具体例をいくつか紹介します。

  • 美容室やサロン: 毎月のカット(労働型)だけでなく、お客さんが自宅でプロのケアができる「オリジナルヘアケア動画と専用シャンプーの定期便(自動化・高粗利)」を販売する。
  • パーソナルジム: 1回60分のトレーニング(労働型)とは別に、「結婚式までにあともう少しだけ痩せたい花嫁」という強烈な欲求(ウォンツ)に絞った、「自宅でできる短期集中オンライン食事指導プログラム」を高単価で提供する。
  • 飲食店: お店での飲食(労働型)だけでなく、お店の看板メニューを家で簡単に再現できる「秘伝のレシピ動画と専用スパイスのセット」を全国に向けて販売する。

このように、今のあなたの本業の裏側に、「強い欲求×自動化×高粗利」の仕組みをこっそり作れないか、視点を変えてみてください。

「うちには特別なノウハウがない」という強烈な勘違い

こういう話をすると、必ず「うちにはデジタルコンテンツにして売るような、特別なノウハウなんてありません」と諦めてしまう経営者がいます。

でも、よく考えてみてください。 あの汚いうどん屋のオヤジさんは、何か「世界で一つだけの画期的なノウハウ」を生み出したのでしょうか?

違いますよね。 ただ単に「市販の問題集の、よく出る部分(既存の情報)」を、つたない喋り方で「カセットテープ(誰でも作れるもの)」に録音しただけです。彼自身は何も新しいものを生み出していません。

ただ、「それを今すぐ知りたいと焦っている人(強い欲求)」が、「必ず通る場所(免許センターの前)」に罠を張っただけなのです。

あなたに特別な才能や、画期的なノウハウは一切必要ありません。 お客さんが「今すぐ解決したい痛み(欲求)」は何かを見つけ、それを一番手っ取り早く解決できる手段を、自動で渡せる形(動画や音声、PDFなど)にパッケージ化するだけ。たったそれだけで、あなたのビジネスに強固な「稼ぎの柱」がもう一つ完成するのです。

まとめ:あなたのビジネスに「自動化と高粗利」の仕組みはあるか?

ちなみにこのうどん屋、僕が初めて行った2年後、18歳で車の免許を取りに行った際に見ると……なんと、汚い店舗を取り壊し、ピカピカの新築の綺麗なお店に変わっていました(笑)。

もしこのお店が、原価も手間もかかる「うどん」だけを普通に売っていたら、どんなに頑張っても新築の店を建てることは不可能だったでしょう。 (※香川県のうどんの単価は異常に安いため、稼げる上限が完全に決まっています)

あなたもぜひ、このうどん屋のしたたかなビジネスモデルを応用できないか考えてみてください。

「強烈な欲求を満たす商品」を、「一度作れば自動で売れる(提供できる)仕組み」にして、「すでに需要がある場所」で売る。

この構造さえ作ることができれば、スモールビジネスの売上と利益は爆発的に跳ね上がります。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

西田貴大


P.S. 本文でもお伝えした通り、スモールビジネスが大きく稼ぐためには、うどんのような労働集約型(作って売る)のモデルから抜け出し、「原価ゼロで、自動で売れ続ける高粗利の仕組み」を持つことが絶対に不可欠です。

しかし、多くの経営者は「良い商品を作れば売れるはずだ」という思い込みに囚われ、この『売れる構造』を作れていないため、いつまで経っても忙しい労働地獄から抜け出せません。

現在、あなたのビジネスにこういった構造の欠陥(利益が残らないボトルネック)がないかを論理的にあぶり出す『マーケティング・ボトルネック診断』を無料で公開しています。

いくつかの質問に直感で答えていくだけで、あなたが今すぐ対処すべき「本当の課題」と、自動で利益を生み出す仕組みを作るための具体的な一手が見えてくるはずです。

低単価で忙しく働き続けるのはもう終わりにして、うどん屋の店主のようにしたたかで強固なビジネス構造を作っていきましょう。

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