プロダクトライフサイクルとイノベーター理論で見るClubhouseの未来

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From:西田貴大

目次

最近、巷で大流行している
Clubhouse(クラブハウス)

いや~流行ってますねぇ
Clubhouse(クラブハウス)
(音声版Twitterと言われるSNSです)

もう猫も杓子も

「招待が・・・」、

「Androidがぁ~・・・」
(iPhone専用なもんで)

なんて言ってますが・・・

Clubhouse(クラブハウス)が流行る1週間前に
次に来るかもしれないSNSとして紹介していた!

実は僕・・・
巷で話題になる1週間ほど前に、

今アメリカでは、
このSNSが流行っていて、

日本に来ると
いったいどうなるんだろうなぁ
なんていう話をしてたんですよ。

で、その直後に日本に
ブームが飛び火してきたから

「ワオ!わしゃ予言者か!(笑)」
って思ったんですが・・・

ちょっと勢い強すぎません??

イノベーター理論から見える
異常なほどの熱狂ぶり

普通、ああいうのって、

僕みたいに先に海外の情報を
知ってる人から情報が渡って、

新しい物好きな人たちから
流行り始めるんですよ。

いわゆる
イノベーター理論
で言うところの
イノベーター(革新者)ですね。
(これが2.5%)

そして次に、
アーリーアダプター(初期採用層)
が入ってきて、
(これが13.5%)

さらに
アーリーマジョリティー(前期追随者)
が入ってきます。
(これが34%)

で、多数の人が取りいれたら
レイトマジョリティー(後期追随者)
(これも34%)

そして最後に、
ラガード(遅滞者)
呼ばれる人たちが入ってくるんですよ。
(これが16%)

どう考えても利用者の参入ペースが早すぎる!!
となると後は・・・

で、僕が思うにですが・・・
(まだ仮説ですからね)

もうすでに
アーリーアダプターまでは、
Clubhouseに入ってきてる
と思えるような動きをしているし、

もしかして
アーリーマジョリティーも
軽く入ってきてない?
って思ったりしてるんですよね。

これ、早すぎますよね?

だって、まだ正式に日本に
入ってきてないですからね。

なのにもう有名人も取り入れだし、
そのファンたちも
その人たちと話をするために
やり始めている・・・

これはもう異常ですよ!!

となると、
このあとどうなるかわかります?

急速に衰退していくんじゃないか?
と僕は見ています。

商品・サービスの寿命が分かる
プロダクトライフサイクルとは?

なぜなら
プロダクトライフサイクル
という概念がありまして・・・

新商品の導入期から、
成長期、衰退期という風に、

商品には、販売し、
売れ始めてから寿命を迎えるまでの
サイクルがあるんですよ。

で、ここ重要なんですけども、
その商品がいつ衰退するか?は
このプロダクトライフサイクルで
だいたいわかります!

プロダクトライフサイクルの
導入期から成長期までの長さと
その他の期間の長さはだいたい同じ!

というのも、
商品の販売を始めて、
利益が出ない苦しい時期を
乗り越えたあと、

あるとき急に売れ始めて
宣伝をしなくても
売れていくようになり、

競合も似たような商品で
その競争に参入してくるように
なるんですよね。

で、その最初から
この盛り上がってくるまでの期間が
導入期ということになるんですが・・・
(この後はどんどん成長していきます)

この導入期から成長期までの期間と
成長期から成熟期までの期間、
成熟期から衰退期の期間は、
だいたい同じなんですよ!

短い導入期で急速に売れ始めた商品は、
必ず短期間で失速する!あの商品のように・・・

つまり、何の苦労もせず
急速に売れ始めたものは・・・
(つまり、導入期が短かったものは)

その後、急速に売れなくなる。

こういうの・・・
記憶にありません?

そう!
「たまごっち」

あれも一瞬でブームになり、
品薄でどこに行っても買えない
と思いきや・・・

しばらくすると
だれも見向きもしなくなりましたよね?

あれでバンダイは、
大赤字を出したんですよ!
(あれだけ売れたのに)

まぁ今もじわじわと
改良を続けて売っていますが・・・

Clubhouse(クラブハウス)のサービス開始から
これまでの経過期間は・・・

ということはですよ!
Clubhouseもヤバいんじゃない?
って思うわけですよ。

で、調べてみたら・・・

2020年の3月に
サービスを開始して、

アメリカで
ブームが起きたのが
2020年の4月!

なんとたったの1か月ですよ!

そこからその中毒性で、
みんな家事や雑用をしながら
ずっとイヤホンをしている。

という状態に
昨年の夏~秋ごろには
なっているわけですよ。

(暇つぶしをさせるための
ツールであるSNSごときに
貴重な時間を奪われたうえに、
イヤホンで耳までおかしなるぞ!)

海外では成長期の証である
競合企業の参入が出始めている・・・

そして、
海外では競合も出てきていて、

ついには、日本まで飛び火してきて、
急速にユーザーを拡大している・・・

これ、もう先が見えてません?

まぁもちろん
まだ日本の一般の方まで
浸透しているか?

と言われれば
そうじゃないので
まだまだ持つはずですけどね。

プロダクトライフサイクルで
自分の商品・サービスの寿命が
分かったらどうすればいいのか?

で、ここで僕が伝えたいのは、

自分の商品の成長期が
だいたいここまでだ!
ということが分かったときに
いったいどうすればいいのか?
ってことですよ。

成長期のうちに新商品を考え始めろ!

実は、ここが新商品を
考え始めるポイントなんです!

つまり、なにもしなくても
ガンガン売れているときに
次の策を打っておくんですよね。

で、商品が成熟期に入って
まだ余力があるときに、
次の商品を出して
導入期を超えさせて、

元々の商品の衰退期と共に
会社が衰退していくのを
防いでいくというわけです。

こうやって次から次へと
プロダクトライフサイクルを
生み出していくのが、

常に成長をしていく
企業なんですよね。

マーケッターが考える
今後のClubhouse(クラブハウス)の
行く末は3パターン!

で、これから
Clubhouseがどうなっていくのか?
という点に関しては、
僕は3パターンあると見ています。

(今が成長期、
もしくは成長期になりつつある
と仮定しての予測です)

①ものすごい勢いでブームが下火になっていく

1つ目は、
先ほど言ったように
光の速さで消えていくでしょう。

(iPhone専用ということで
しばらく衰退までの期間が
伸びるかもしれませんが・・・)

②Clubhouseに何らかの改良を加えて
新しいプロダクトライフサイクルを生み出していく

で、2つ目は、
成長期の段階で何か改良を加えて、
新機能を搭載し飽きさせないようにして
それにより次のライフサイクルを
生み出して、しばらく生き延びる。

③実は、この分野の先駆者は別にいて、
想定よりもプロダクトライフサイクルは、
かなり長くて、寿命まで10年以上はある

そして最後3つ目が
かなり特殊な読みなんですけども・・・

実は、この類のSNSは、
Clubhouseが開拓者じゃなくて、

他の企業がだいぶ前からやっていて、
Clubhouseが実は後発組・・・
だったとしたらどうでしょう?

プロダクトライフサイクルが
思っていたよりも伸びますよね?

で、これ実は・・・
あり得るんですよ!

実は音声SNSの先駆者!?
ゲーマー御用達のアプリ『Discord』!

まぁこれはたぶん
パソコンでゲームをやる方しか
ご存じないと思うんですが・・・

『Discord(ディスコード)』
という音声チャットアプリが
あるんですよね。

で、その会社が
最初はゲーマー向けに
広めていっていたのが、

最近、一般市場に
すそ野を広げてきてるんですよね。

そしてそこに入ってきたのが
Clubhouseだったとしたら・・・

商品(Discord)が出たのが
2015年なので、
まだまだ10年は生き残る
という計算になります。

この3つの予測・・・
果たして当たるのはどの未来でしょうね

と、なんか結局・・・
すぐ衰退、しばらく残る
めっちゃ残るという

証券アナリストみたいな
全パターン予測を
してしまいましたが・・・(笑)

(証券アナリストは、
のらりくらりとはぐらかしていますが
彼らの話を要約すると、
「上がるか下がるかどっちかです」
と毎朝言っています(笑))

この3つの予測・・・

いったいどうなるか
楽しみに見ていてください。

(僕はおそらく
1番の『すぐ衰退』が
今のところ最有力と見ています)

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

西田貴大

追伸:Clubhouseで集客はできるのか?

P.S.
おそらく多くの方が
気になっているであろう

果たしてClubhouseで
集客ができるのか?
という疑問ですが・・・

結論から言うと
「できない」です!

理由としては、
話した内容が残らないし、
見込み客リストを
集めることができないから。

ただ、他のSNSのフォロワーを
増やすことはできるので、

万が一、
何かの拍子に
うまくいけば、

そこから何とか
できないこともないかな?
って感じですね。

とはいえ、
SNS集客は、時間と労力が
ものすごくかかるので、
あまりおすすめはしないです。

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